高校三年生の保護者の方や担任の先生へ

――整体師になりたい。治療家になりたいんです。
✔「整体師とはどのような仕事なのでしょうか?」
✔「卒業後の進路として考えても大丈夫でしょうか?」
✔「国家資格ではないと聞いたのですが…」
進路を考えている高校三年生の生徒さんから、お問合せを受けると、
その後…バトンタッチするように、高校三年生当人に代わって《このような》ご相談を、
保護者の方や担任の先生から引き続くいただくことも少なくありません。むしろその流れが多いです。
高校三年生と言えば将来にかかわる大切な進路ですから、
私は、とりわけいつもより時間をとって、丁寧に分析してお話をするようにしています。
正直実際のところ、相談してきた高校生本人だけでなく、
保護者の方や担任の先生方も「整体師・セラピスト」という仕事について詳しく知っておらず、
また日常的に知る機会はほとんどありません。
だからこそ、このページで高校三年生の卒業後の進路として、
整体業界や療術業を考える際の基本的な情報をまとめてお伝えします。
整体師になりたい高校生が増えているように感じます
以前と比べると、整体師やセラピストという仕事はずいぶん身近なものになりました。
当事者としては感慨深いものがあります。
街を歩けば整体院やリラクゼーションサロンを普通に見かけますし、
SNSや動画サイトで施術風景を見る機会もたくさん増えています。
スポーツトレーナーや、身体に関わる仕事に興味を持つ若い方も少なくありません。
またそのようなお店や求人もたくさん増えていています。
そのため、
「人の役に立てることを実感できる仕事がしたい」
「身体について興味があって、深く学びたい」
「自身の経験から、スポーツに関わる仕事がしたい」
という理由で整体業界に興味を持ち、当校にお問合せする高校生の方も増えてきています。
まずは似ている職業との違いを整理することが大切です
これは高校三年生に限らないのですが、進路相談でよくあるのが、
「整体師になりたい」
と言っているものの、実際には別の職業をイメージしているケースです。
情報があまり出ていないことが理由に挙げられますが、
毎回説明会では、その辺を必ず確認するようにしています、どういうイメージをお持ちですか?と、
そうしないまま講義に入ると、ギャップが生じますので。
例えば、
・整体師
・柔道整復師
・はり師・きゅう師
・理学療法士
・アスレティックトレーナー
・フィットネストレーナー
・セラピスト
・エステティシャン
これらは似ている部分もありますが、同業と言うよりは関節領域、類業と言ったほうが近く、
資格制度や働き方、就職先は大きく異なります。
高校卒業後の進路を考える際は、まずそれぞれの違いを理解することが重要です。
高校卒業後の進路として考える場合は、社会人の転職とは事情が異なります
高校卒業後の進路として整体師を考える場合は、
一般的な社会人の転職とは事情が状況が異なってきます。
私は社会人になってから整体業界へ入った方も多く見てきました。
同僚だったり、新人だったり生徒さんだったり。
しかし
高校三年生の卒業後の進路として考える場合は、
社会人の転職や独立開業とは少し事情が異なっていて、やはり同じではなく、
高校生の場合、年齢が年齢ですから、まだ子どもに近いわけです。ですから、
どのような人生設計を考えるか
という視点も当然必要になりますし、ただ整体を教えてあとは自己責任と
するのは、私がやりたかったスクールとは理念が反しますので。
✔ 大学へ進学するのか。在学中に整体師の活動を始めるのか?
✔ 専門学校へ進学するのか。類業の専門学校の資格+整体師をねらうのか?
✔ 民間スクールに入学し学ぶのか、学ぶとしたらタイミングは?
そして、いったん別の仕事を経験するのか。も大きな問題になります。
選択肢は一つではありません。
だからこそ、焦って決める必要はないと考えています。
民間スクールという選択肢について
整体スクールというのは社会上、公的な教育施設ではなく塾や教室に近いものです。
そのため国家資格を取得する、公的な学校、専門学校とは仕組みが異なります。
ここで大切なのは、
「国家資格だから良い」
「民間資格だから悪い」
という単純な話ではないということです。
状況や背景、目的によっては整体に近いマッサージ、接骨などの資格を専門学校より
も、整体スクールには行ったほうがよい場合があります(また逆も)
大切なのは上手に使い分ける、見極めることで、
それぞれに特徴があり、目指す将来によって適した選択肢も変わります。
民間資格でできること、民間資格ではできないこと、
国家資格が必要になる場面。
当校では、それらを正しく理解したうえで進路を考えることを大事に考えています。
整体業界の現実についても知っておいてほしいと思います
手技療法に関わった人が皆いうことですが、整体という仕事に大きな魅力があります。
授業でも経験談をいいますが、皆辞施術が本当に好き、月2回にしてもサロンを辞めない人がよくみかけます。
技術を磨けば実力と自身と、お客さんの笑顔になってかえってくるし、
目の前の人を相手にできる《生もの》の仕事でもあります。
独立開業(起業)という道も選んだり、趣味と実益を兼ねた個人活動でもいけるし、
友達作り気晴らしのWワークもできます。
その一方で、簡単な仕事ではないこともあって、集客やリピートに一喜一憂したり、
効果の面で悔しい思いをしたりもしたりします。
どの業界にも共通することですが、努力なしで成功できる世界ではありません。
でもそれが自分の為だったら、それは楽しい努力だよねと授業でいったりもしています。
私は進路相談の際、夢だけでなく現実についてもお伝えするようにしています。
将来を考えるなら第三者の意見も大切です
高校卒業後の進路は人生に大きく関わります。
進路カウンセリングで大事なことは、幅広く知識がある高い専門家からアドバイスを受けることです。
それはもちろん、私は整体業界について詳しいのですが、
他の業界・産業については素人ですし、本当にその人のためになるすそ野が広い、
多角的なアドバイスができるかというと、
やはり整体関係者だけよりも、キャリアの専門家の意見もあったほう当然よいのです。
だからこそ、
・キャリアコンサルタント
・キャリアカウンセラー
など、第三者の専門家の意見も参考にしていただきたいと思います。特に学生ならば、です。
進路選択は「正解探し」ではありません。
大切なのは、十分に情報を集めて納得して決めることだと考えています。
高校生の受講では指導の考え方も変わります
社会人経験のある方(大人)と、高校を卒業したばかりの方(いわゆる学生)では状況が異なります。
そのため、高校三年生の受講では技術指導だけではなく、当校では、
やはり人生のキャリアデザイン的なことについては、かなり力をつかって講義しています、
そのため、
・業界理解
・職業理解
・将来設計
・社会人としての考え方
などの生き方や社会論、処世的なことについても、踏み込んでお話しすることがあります。
技術だけを学べば良いとは考えていません。
将来を見据えながら学んでいただくことが大切だと思っています。
保護者の方や担任の先生からのご相談も受け付けています
進路について不安や疑問があるのは当然のことです。特に学生なら尚更でしょう。
そして高校生本人(就活生)だけでなく、保護者の方や担任の先生からご相談をいただくこともあります。
無理に進路を勧めることはありません。
まずは整体業界について知っていただき、そのうえで進路を考えていただければと考えています。
ご希望の方には説明会や個別相談も行っていますので、お気軽にご相談ください。
